ALSの患者さんは、食事の量や運動量が減ると、便秘になりがちです。とくに繊維質の野菜や水分の摂取量が減ったり、腹筋が弱くなっていきむ力がなくなってくると、便秘しやすくなります。便秘が習慣化しないように、できるだけ食物繊維の多いくだものや野菜を多く摂取するように心がけましょう。
また、便秘気味の人は、腹部にあたたかいタオルをおき、温湿布して腹部や腰をマッサージすると効果があります。
どうしても便通がない場合は、浣腸したり、ビニール手袋にオイルをつけて便をかき出し(摘便)たり、薬を飲むことで排便コントロールができますので、主治医の先生に相談しましょう。