ALSとは

   ALSの治療


    ALSの確定診断は神経内科で行います。神経内科では、全身の運動機能や腱反射などを検査し、運動障害の程度を確認します。さらに、MRIや筋電図検査なども行い、症状が似ているほかの疾患ではないことが確認されて、はじめてALSと診断されます。

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    ALSと同様に運動ニューロン(運動神経細胞)が侵され筋力が低下する病気には脊髄性筋萎縮症[セキズイセイキンイシュクショウ](SMA)、進行性筋萎縮症[シンコウセイキンイシュクショウ](PMA)、進行性球麻痺[シンコウセイキュウマヒ](PBP)、原発性側索硬化症[ゲンパツセイソクサクコウカショウ](PLS)などがあり、ALSと似た症状を示します。また、頸椎症、運動性末梢神経障害(多巣性[タソウセイ]運動ニューロパチー)、筋疾患(封入体筋炎[フウニュウタイキンエン])、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などでも、発症後に筋力が低下することが知られています。

    ALSはまれにしかみられない病気であるため、かかりつけ医や整形外科医などでは診断がつかず、何ヵ所も医療機関を回るなどして、確定診断に至るまでに1年以上かかってしまうことがあります。ALSと疑われる症状があったら、1日でも早く神経内科を受診し、詳しい検査を受けることが勧められます。

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